小笠原諸島滞在記④母島−1


GoToトラベルで小笠原に1ヶ月のプチ移住 〜のんびり南国生活〜 母島3泊4日の旅編(初日)

10月27日〜10月30日の3泊4日で父島から船で2時間の母島へショートトリップをすることにしました。父島から母島へは「ははじま丸」で向かいます。週一の運休日以外ほぼ毎日1往復(10月の場合は、土曜日は父島から母島へ、日曜日は母島から父島への片道のみ)晴れた日は絶好のショートクルーズなのだそうですが、今回は朝目覚めると、雨でした☔️・・・傘をさして港へ向かいました。

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父島出航時は雨は上がったものの、どんよりとした空で海の色も冴えない感じです。普段は船酔いなどしない方なんですが、父島への「おがさわら丸」のトラウマのせいか室内にいると気分が悪くなりそうで、小雨まじりの中ずっとデッキで過ごしていました😅
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船には数カ所備付けの双眼鏡があって、父島の行ったことのあるビーチを探してみました。境浦海岸、扇浦海岸、コペペ海岸、小港海岸など沖合からの眺めはまた違った感じで天気の良い日にまた見てみたいです。帰りに期待しよう!
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母島が見えて来た頃、青空が遠くに見えて来ました。上空には「カツオドリ」が最初は2羽、ずっと一緒に飛んでいたんですが、母島に近づくとだんだん数を増して並走するように飛んでいました。下から見る「カツオドリ」はお腹が真っ白で黒い縁取りがありとても綺麗です。手を伸ばせば触れそうなくらいのところをビュンビュン飛んでいきます!
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母島上陸❣️港にはこれから3泊お世話になる「ラメーフ」さんのスタッフが看板を持ってお出迎えしてくれました。初日の計画を何も立ててなかった私達は、、まずは船を降りて直ぐの「母島観光協会」さんの窓口に行くため荷物だけ先に預け宿に持って行ってもらいました。そこで警視庁の制服を着たお巡りさんに話しかけられ、随分フレンドリーなお巡りさんだな〜と思っていたら、なんと父島で南島&ドルフィンスイムのツアーでご一緒した方でした😲❣️マスクをされていたので全く気づきませんでした〜

ツアーの時は、公務員とおっしゃっていたので都の関係の方かな?くらいに思ってたのでまさか警察の方とは思いませんでしたが、制服姿は水着とは違い凛々しく頼れるお巡りさんって感じです👮‍♂️

今からガイドさんを頼もうと思っていると話したところ、川畑さんという青年がとても良いとご紹介くださり、窓口で指名させていただきました。窓口の女性もとても親切で連絡を取って携帯にご連絡下さるとのことで先ずは宿へ・・・
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途中、クジラのオブジェ🐋🐳🐋で記念撮影をする頃には、雲が減って青空が見え始めました☀️午後からの島内観光は期待できるかな〜だんだんと気分も上がって来ました💕
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沖港から徒歩5分程で3日間お世話になる「ラメーフ」さんに到着!

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小さなお部屋ですが、3日間だけなのでまあ良いでしょう。

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窓の外にはなんとバナナ🍌隣のユースホステルを背景にヤモリちゃんも遊びに来てくれました(サッシと網戸に挟まれちゃってましたが、いつの間にかいなくなってました)🦎
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母島の集落は父島以上にこじんまりとしていて、漁港裏のこの地域(教員住宅や一般の住宅と何軒かのペンションなどが集まっている場所)と沖港から反対へ行ったところの街の中心地(漁協の売店とJAの売店や交番、小中学校、保育園などと民宿やペンションなどのある地域)が全てのようです。母島の人口は480人とのことですが、保育園に50人、小中学校に50人と子供たちが多く平均年齢は38歳と若い‼️

ここでの昼食は、どうするのかと宿のスタッフに聞いてみると何軒かお弁当🍱🍙を売っているところと売店が中心地にあるとの事。早速、食料調達にお散歩がてら行ってみました。今日は、たまたまルシエルさんが開いていたのでお弁当が買えました💕お店は不定期でお休みのようでおがさわら丸入港日以外は結構しまっているようでラッキーでした!ケチャップチーズ定食&タコライスは、似たような味でしたがボリューム満点で美味しくいただきました。帰りにこれまたたまたま開いていた漁協の売店で、ビール🍻&ハイボールとおつまみを調達し宿へ・・・途中、午後からの島内観光OKの連絡がありました😊

宿までお迎えに来てくれた川畑さんは、マスクで最後までお顔全部は見えませんでしたが、お目々ぱっちりの好青年で島の様々なことを教えていただきました。母島特有の植物や動物、昆虫、カタツムリ🐌などの保護活動にも参加されているそうです。また、私たちが「シュノーケリングをしたい」とお伝えすると、どこがお勧めで、どんな注意が必要か、など詳しく案内してくださり助かりました🤿

先ず向かったのは、島の南端です。父島には都内最南端のバス停がありましたが、ここは「都道最南端」の場所でした。ここから先は徒歩で行くか、船やカヌーで行くしかないそうです。川畑さんによると、ここから歩いて30分の蓬莱根は、シュノーケリング好きなら行く価値有りとの事。頑張って行ってみようと思います。

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母島の道路は、この「沖港北港線」のみなので迷子になることはなさそうです。父島に比べると山あり谷ありでカーブも多いのでバイクでは大変そうな道ですが、毎週全道清掃が入るそうで、私たちが走る29日には綺麗になっているはずだとのことです。島内の人は皆顔見知りのようで、車や人とすれ違うたびに川畑さんはご挨拶していて本当に好青年って感じです。
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ここは、旧ヘリポートで今は使われてないので星を見るのには最適だそうです。夜、寝転がって眺めているとすごく綺麗だそうですが、ゴキブリには要注意!だそうでちょっと嫌かも・・・車で来て車の中から観ようかな😅
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次に訪れたのは、ロース記念館。ドイツ人🇩🇪のロルフスさんの名前が由来の郷土資料館です。ロース石で作られているそうです。ロース石は柔らかく加工がしやすいのが特徴で、火山灰からできている為、火にも強くかまどや家の外壁などにも使われていたそうです。先住のドイツ人であった彼が、後から入植した日本人にその石の加工や採掘などを指導したことからロース石と呼ばれているそうです。ちなみにペンションラメーフの外壁もロース石だそうです。

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資料館は、これまでの母島の歴史が写真で展示されていて、戦前の賑やかだった頃の様子がよくわかる内容です。この島は、第二時世界大戦前はサトウキビ産業や漁業も盛んで加工品を本土に送るなどかなり豊かだったようです。戦争時の強制疎開で島民が一掃され、戻ったときにはジャングル化していたため今のような状態になったとの事です。

昭和天皇ご訪問は、昭和2年

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サンゴ漁の道具
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サトウキビの加工道具
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捕鯨道具
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タコの木細工
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桑の木細工
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ロース記念館でも川畑さんの案内や説明を聞けて良かったです。自分たちだけで来ていたらサーっと素通りしてたと思います。

ここから島の北へと向かって行きますが、長くなってしまったので後半はまた次回!